補強土壁 テールアルメ工法と各製品の特長

2016.10.28
補強土壁 テールアルメ工法と各製品の特長

郡家コンクリートでは、補強土壁に使用するコンクリートパネル『テールアルメ』『スーパーテールアルメ』『アクアテール35』を製造しています。

 

 

 

 

◆補強土壁とは?

補強土壁は、土の中に補強材(プレート付き棒鋼や帯状鋼材)を入れることで、垂直もしくは垂直に近い壁面を補強する土留め構造物です。

L型擁壁などのコンクリート擁壁に比べ、補強土壁と盛土が一体化されることで地震に強く、部材が細分化されているので狭い場所での施工が可能となります。

 

補強土壁は、補強材や壁面工の種類によって多種の工法があります。

・テールアルメ工法

・多数アンカー式補強土壁

・ジオテキスタイル補強土壁

などです。

それぞれ設計・施工方法の考え方が示されていますが、設計方法については統一されていません。

※設計の考え方は、基本的には各工法のマニュアルによりますが、共通して準拠すべき基本事項および注意事項は「道路土工・擁壁工指針」に従っています。

 

 【トピックス 補強土壁の種類と施工方法 はこちら】

 


◆テールアルメの特長

テールアルメは、最も古くに考案された補強土壁工法です。都市部や山岳部など、用地に制限がある場所で垂直に近い壁面を補強することが可能です。

『土』の力を、自然の力を最大限に引き出す工法で、安心感、デザイン性、存在感、柔軟性に優れています。

テールアルメ工法は、崩壊しようとする土粒子自体をストリップと呼んでいる帯状鋼材との摩擦力で拘束し、安定させ、土の持つ柔軟性はそのままに、垂直で安定した構造物を構築することができる工法です。

土の力、自然の力を最大限に引き出すことができます。

 

垂直で高壁高まで対応可能で、平面形状も自在なため、従来のコンクリート擁壁よりも幅広く、様々な用途で使用できます。(河川、橋台、堤防、カルバート杭口壁、道路の拡幅など)

 

テールアルメ工法は、『補強土(テールアルメ)壁工法 設計・施工マニュアル』、『道路土工 擁壁工指針』、『道路土工 のり面工・斜面安定工指針』、『道路橋示方書・同解説』を設計基準としています。

 

 

◆テールアルメの種類

郡家コンクリートでは、JFE商事テールワン株式会社様のコンクリートパネル『テールアルメ』『スーパーテールアルメ』『アクアテール』を取り扱っています。

国土交通省新技術情報提供システム(NETIS)に登録されており、有用な新技術として多く活用されています。

 

①テールアルメ (NETIS登録 No.CB-040062-V

十字形のパネルで、省資材化・経済性を高めた製品です。

壁面に曲線箇所がある現場、高盛土や多段積み施工の現場に最適です。

面模様も、プレーン、石割、積み石など、多彩な模様で現場にあったものをお選びいただけます。

 

<プレーン模様>

 

<石割模様>

 

<積み石模様>

 

 

②スーパーテールアルメ (NETIS登録No.QS-060012-V

壁面材の大型化により、壁面設置工程を大幅に削減できます。

地盤がフラットな都市部の立体交差やランプ部や延長が長い現場、壁面積が大きい現場に最適です。

 

<積み石模様>

 

<ハツリ模様>

 

 

③アクアテール35 (NETIS登録 NO.CG-100020-VR

水辺専用のテールアルメです。

壁厚が350mmで、重量が従来のパネル(十字形)に比べ約2.4倍なので、安定性・漂流物の衝突や摩耗に対する抵抗力が飛躍的にアップしました。

また、他のテールアルメとの併用が可能です。(アクアテール35の上にスーパーテールアルメ など)

 

 

 

 

最も古くに考案されたテールアルメ工法は、国内問わず世界中で多くの実績があります。

ぜひご検討下さい!!

 

 

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