積みブロックの勾配と施工方法

2016.03.18
積みブロックの勾配と施工方法


◆積みブロックとは?

 

積みブロックとは、河川護岸や道路・造成など、土が崩れるのを防ぐ法面保護に用いられ、切り土や比較的良質の裏込め土で十分な締め固めがされている盛土など、土が崩れようとする力が小さい場合に使用します。

L型擁壁などの直壁ではなく、勾配をつけることが可能な「もたれ式擁壁」の一種で、地山や裏込め土などにもたれかかることで安定する構造になっています。

大型の積みブロックもあり、施工が早く工期短縮に役立ちます。

 

【トピックス 『土留めと擁壁とは?』のページはこちら】

【トピックス 『コンクリート擁壁の種類と施工方法』のページはこちら】

【大型護岸ブロック 植栽ブロックの製品紹介ページはこちら】

【大型護岸ブロック メルティーロックの製品紹介ページはこちら】

 

 

◆張りブロックと積みブロックの違いは?

 

張りブロック...法面の勾配が1割勾配(勾配が45度)よりも緩い勾配の場合

積みブロック...1割勾配よりもきつい勾配(45度以上)になる場合

つまり、法面の勾配によって張りブロックか、積みブロックかが決まります。

 

【トピックス 『張りブロックについて』のページはこちら】

 

◆積みブロックの勾配について

 

積みブロックは、勾配をつけることができる「もたれ式擁壁」の一種で、地山や裏込め土などにブロックがもたれかかることで安定する構造になっています。

勾配は、10.11分勾配)~11.0(1割勾配)まで対応していますが、10.33分勾配)や10.55分勾配)に使用されることが多いです。

 

◆積みブロック 郡家式 間知ブロックのご紹介


間知ブロックとは護岸ブロックの一種で、河川護岸・道路・造成・田畑の境界など、擁壁として多彩な積み方ができる昔ながらのオールマイティなコンクリートブロックです。

表面も滑面や粗面・石張りなど、様々な種類があります。

公共工事から民間工事までお使い頂けます。

※郡家式 間知ブロックは、滑面タイプのみご用意しています。

 

【護岸ブロック 郡家式 間知ブロックの製品紹介ページはこちら】

【トピックス 『河川の護岸ブロックの種類と施工・使用方法』のページはこちら】

 

<特長>

・滑面タイプで盃型なので、カーブ部分にも使いやすい構造になっています。

8.5/㎡使いの強固なブロックです。

・谷積・布積など様々な積み方に対応しています。

 

 

 

◆積みブロック 郡家式 間知ブロックの規格・寸法と重量


<規格>

A型(通称:平・基本型)

B型(通称:根石・天端)

C型(通称:側・袖)

D型(通称:大隅)

E型(通称:小隅)

 

 

A(基本型)

420mm、高さ280mm、厚さ350mm 重量:42kgとなります。

D(大隅)E(小隅)は約物同士の接着面が同じ寸法(140mm)なので、四隅に対応可能です。

 

 詳しくはカタログをご覧ください。


【護岸ブロック 郡家式 間知ブロックのカタログはこちら】

 


◆郡家式 間知ブロックの施工方法

 

①基礎砕石を敷きます

②基礎コンクリートを打設します

③間知ブロックを積んでいきます

④積んだブロックの裏に、裏込めコンクリート、裏込砕石、胴込めコンクリートを重鎮します

※③、④を繰り返します

⑤天端まで施工完了後、天端コンクリートを打設します

 

【トピックス 『【護岸ブロック】郡家式 間知ブロックのご紹介』のページはこちら】

【護岸ブロック 郡家式 間知ブロックのカタログはこちら】

 

 

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